13インチMacBook Pro 2020 レビュー

MacBook Pro 2020を購入し、数日使用したため簡易的なレビューをしてみます。

 

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購入したモデル

私のMacBook Proは次の構成のモデルです。今回はこのモデルをレビューしていきます。

 

13インチMacBook Pro (Mid 2020)

第10世代Intel Core i5(4コア) 2.0GHz

16GB 3733MHz LPDDR4X

512GB SSD

 

所謂吊るしモデルの上位機種ですね。10世代i5と16GB RAMが欲しかったため、このモデルを選びました。

 

最初に、どんな人におすすめできる/できないMacなのか書いてみます。

 

購入を勧める人

・ある程度スペックに余裕を持った(3~4年後に問題なく使える)MacBookが欲しい人

Apple Siliconを搭載したMacBook Proに置き換わる前に、Intel Macを購入しておきたい人

・グラフィック面で高負荷がかかる作業を行わない人(iMovieで簡単な動画編集程度では問題なし)

・現状MacBook Pro 2016~2019(16インチ除く)を使用していて、バタフライキーボードに不満がある場合

・2015年以前のMacBook Proを使用していて、買い替えを検討している人

 

購入に向いていない人

・使用用途が決まっていて、その用途がMacの性能を要求しない場合 (テキスト入力や軽いブラウジング等)

・少しでも(物理的に)軽いMacBookが欲しい人

・価格を抑えたい場合

・グラフィック性能を要求する用途で使用する人(Final Cut ProやPremiere Pro等のプロ向けソフトを使用した高度な動画編集等)

・旧モデル(主に2016~2019)のMacBook Proを使用していて、不満がない場合

 

 

今回の13インチMacBook Pro (Mid 2020)も上位/下位モデルがあり、大きな違いはCPUとThunderbolt 3ポートの数です。

上位モデル2台は第10世代Intel CPUを、下位モデル二台は第8世代Intel CPUを搭載していて、ポート数はそれぞれ4ポート/2ポートとなっています。外観ではポート数で見分けることができますね。

 

キーボード

今回のMacBook Proの大きな変更点として、キーボードが挙げられます。

これらの新型MacBook Proはすべて、独立したEscキーとTouch Barを持ったMagic Keyboardを搭載しています。以前(2016~2019)のモデルに搭載されていたバタフライキーボードと違い、体感では明らかに入力が行いやすくなっています。

また、バタフライキーボードの弱点であったキーボードの打鍵感の薄さや耐久性の低さも改善されています。

ただし、キーボードのストロークが深くなった分、若干本体の厚みが増しているそうです。

 

 

Touch Bar

賛否両論あるTouch Barですが、私としては…あまり好きではないですね…。

使い方次第ではなかなか便利な機能なのですが、私の場合はタイピング中に何度か誤タップをしましたし、操作のために視線を落とす必要があるのも正直面倒な上疲れます…。

勿論便利に使える方もいるとは思うので、ここの評価は少し難しいです

(BetterTouchToolを使用してカスタムすることもできるようですが、私は結局純正のControl Strip固定で使用しています…)

 

ちなみに、Touch IDに関しては非常に便利ですね。私はMacBook Pro 2016のTouch Bar非搭載モデルから買い替えたため、Touch ID搭載モデルのMacを使用したのは初なのですが、Macのロック解除だけでなくソフトのインストール時や設定の変更時等も指紋を使用して承認することができます。パスワード入力の手間も、Apple Watchのサイドボタンをダブルクリックして承認する手間も無くなったのが非常に便利です。

 

スペック

今回購入したMacBook Proの構成は最初に書いた通りのものです。とりあえず、Geekbench 5を走らせてみました。

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Geekbench 5

 

Core i5を搭載したモデルですが、スコアはCore i7を搭載した2019年モデルの13インチMacBook Proより高いようです。少なくとも普段使いで困ることはまずないでしょう。

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(Geekbench Browserから引用)



実際に数日使った感想ですが、今の所スペック不足を感じたことはないです。

普段通り使用していますが、Parallels Desktop 15上でWindows 10 x64を動作させて、その中で紙芝居ゲーを動かすというような動作であれば全く問題なくこなしてくれます。ただしファンの音が大きくなりますが…。

 

16インチモデルと違いdGPUを搭載していないため、グラフィック周りの性能は高くはありません。ですが、簡易的な動画編集や2Dゲーム程度であればおそらく問題なく動作するでしょう。

また、Xcodeを使用したiOSシュミレーターの動作も問題ありませんでした。重いAppを開発している場合は分かりませんが、私が適当に作成したiOS用の超簡易的な2Dゲーム程度は全く問題なく動作しました。

 

RAM周りに関しても書いておきます。16GBのRAMを搭載したモデルを使用していますが、Chromeで10~20個程度のタブ、FirefoxYouTube視聴、Discord、TweetDeckの同時利用程度は全く問題ありませんでした。Chromeのタブを10個程度まで減らせば同時にParallels上でWindowsを起動することも可能です。

RAMに関しては私の用途では十分に足りています。仮想RAMにアクセスする状況になったとしても、SSD側の転送速度が高速なため意識せず使用できます。

数週間使用していますが、RAM不足を感じたことはありませんでした。

 

 

スピーカー

MacBookシリーズのスピーカーは割と高音質なイメージでしたが、今回も変わらず良い音を出してくれます。少なくともノートPCの内蔵スピーカーとは思えないほど高音質です。

勿論外部スピーカーのほうが音は綺麗だと思いますが、私はこのスピーカーの音質であれば十分満足です。音楽は勿論、動画の視聴もこのスピーカーで十分に楽しめます。

 

その他

 

充電

MacBook Pro(13インチ)には61Wの純正充電器が付属していますが、どうやら18W以上の充電器なら一応充電は可能なようです。ただし、18Wでは充電に非常に時間がかかりますし、充電が追いつかなくなることもありました。

そのため30W以上、可能であれば45~61Wほどの充電器を使用したほうが良さそうです。

充電に関しては別の記事を書いているので、よければそちらも参考にしていただけると幸いです。

 

全体的な感想としては、安定した完成度の高いマシンだと感じています。

 

Apple製デバイスとの連携

これは以前のMacでも殆ど変わりませんが、やはりApple製品同士の連携は良いですね。

HandoffやAirDropiCloud等を使用することでデバイス間でのデータの差などが少なくなります。特に持ち運べるMacBookシリーズでは尚恩恵を受けられますね。

 

 

まとめ

これといった不満も(唯一Touch Barを除けば)ありませんし、全体的に見てなかなか良いマシンなので、高性能で比較的小型なMacBookが欲しいと考えている人には勧めたいですね。

長期使用レビューをまた書くかもしれません。今回は内容の薄い(?)レビューになってしまったので、できればまた書きたいですね…

ここまで読んでくださりありがとうございました。